昨日、アジアの会長Khaiがウェルカムランチに連れて行ってくれました。(いつまで続くのか、ウェルカムランチ) 1階に下り、彼がビルの裏口の方へ向かうので、「出られなくなりましたよ」。先週から出入りが制限され、「表から出るように」と案内看板が掛けられました。彼は先週出張でいなかったので、知らないのでしょう。しかし、「大丈夫だ。ついて来い」。そして、裏口に着くと、やはり…。扉が閉められ、看板が掛かっています。彼は「大丈夫だ。出られる」。そう言うと、電子錠に社員カードをかざしました。すると、電子音がして、扉が開きました。「えっ、なぜ!?」 僕のカードでは開かないのに…。
彼にその理由を訊こうとした時、開かれた扉のすぐ前に黒色のメルセデスが止まっているのが目に入りました。青いネルシャツとジーンズのカジュアルな服装の男性が横に立っているのも。「邪魔だな、このクルマ」。そう思った瞬間、その男性が後部扉を開き、Khaiはそのままスムースな動作で乗り込みました。運転手付きのクルマが待っていたのです。彼のポジションを考えれば当たり前ですが、その男性があまりにもカジュアルな服装だったので、僕の中の運転手さんイメージと合致しません。アジアの副社長David Mayoでさえ、バスやタクシーや奥さんに送ってもらったりして出社しているので、こちらでは運転手付きのクルマには誰も乗っていないのだと思い込んでいました。
「彼はサム。こちらはMATSUO」。一瞬、状況を理解しようと足が止まりました。24だったら、撃たれて死んでいたでしょう。常に八方に気を配っていないと、事件は突然襲ってきます。シンガポールに来て、あまりにも安全で平和だったので、どこかで「予期せぬことへ対応できる余白を持って生きる」という緊張感をなくしていました。これは危険です。平和ボケです。大袈裟かもしれませんが、この緊張感は仕事の上でも大切です。多くの失敗は、この緊張感の欠如から起きます。
サムが笑顔で僕のために反対側の扉を開けてくれました。「ありがとう。MATSUOです」。挨拶をして、ぎこちなく乗り込むと、キレイに磨かれたライトベージュの革張りの車内。新品のペットボトルの水がさり気なく扉のサイドボックスに入れてあります。かすかに、いい匂いがします。クルマは滑るように走り出し。「これから行くのは、シンガポールで一番のインド料理屋だ。…あそこにクレーンがたくさん見えるだろ。国家プロジェクトでカジノができるんだ。2009年だったかな。総予算は…」。バスガイドKhaiの案内を聴きながら、「シンガポールにいるのだ」ということを改めて実感。
Pan Pacific Hotelに着きました。16時間前に、初体験のバスで来た場所のすぐ隣りでした。同じ所に来たのに、道中は全くの別物でした。人生とはそういうものかもしれません。どこへ行くのかよりも、誰と行くのかが大事なのかな…。明らかに「高級です」と言っているレストランに入ると、Khaiに気づいた顔見知りらしきウェイターが笑顔で近づいて来ました。中は金持ちそうな客で賑わっています。席に案内されました。ここから僕らは食事も忘れて話し込みます…。
さて、ここからが今日の本題なのですが、ちょっと長くなったので、また明日以降に。ちなみに、「旬の著名人名×エロ系言葉」のタイトルが功を奏したようで、昨日のブログは新記録達成寸前の2番目のアクセス数になりました。今日もそういうタイトルにしようと思ったのですが、「会長のことを書くのに、エロはマズかろう…」と、自己規制をしました。なせなら、このブログは日本オフィスから頼まれた仕事の一環として書いているからです。しかし、現在進行中のいくつかの仕事に関しては守秘義務のために書けません。海外の仕事の様子を伝えたいのに伝えられないジレンマを抱えながら、単なる旅日記のようになっています…。そして、アクセス数を気にしています。TV局の人たちが視聴率優先の感覚から抜けられないことが何となく分かりました。ブログって、こんなのことでよいのでしょうか? 他の人のブログを知らないので、どなたか教えてくださいませんか?
皆さん、よい週末を。
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