2007年11月22日 (木)

マークブレア

今日は、出張でこちらに来ているオグルヴィ・ジャパンの元社長Mark Blairとランチに行きました。僕は彼に採用されたので、久しぶりの再会に乾杯し、いろんな話で盛り上がりました。

Mark (写真はクリックすると大きくなります)

彼は、日本にいる頃、日本を、日本人を理解しようと努力をしていました。日本のクライアントからも人気があり、僕らの広告塔になっていました。彼は今、香港在住で、世界展開する仕事のAPの営業トップです。(たぶん…)

昨夜、シンガポール8:30pm、ニューヨーク9:00am、ドバイ4:30pm、シカゴ6:30amに、4都市をつないだ電話会議がありました。「マジかよ、8:30からかよ…」と、この仕事の相棒である隣りの席のKPは文句を言っていました。「シカゴじゃなくてよかったじゃん」と言って慰めましたが、夕方になると、「家に帰りたいから、会議には家から参加するよ」と言って、彼は帰宅しました…。

22 (写真はクリックすると大きくなります)

会議後の22時過ぎのオフィス。こちらでは、19時30分過ぎには、このように無人になります。早くも、僕が「居残り王」になりかけています。(ブログがなければ、もっと早く帰れるのですが…)

こちらの人たちは家族を、プライベートをとても大切にします。それは、とても見習うべきことなのですが、どうもまだ慣れません。「家族と離れて寂しいだろう?」と、よく同情されます。「独身生活を楽しんでいるよ」と答えると、無理をしていると見えるようで、(または、ヘンな英語を言っているのか)余計に同情的な表情を浮かべられます。それが、最も嫌な瞬間で、最も孤独を感じる瞬間です。罪な孤独は、人の間にいる時の孤独です。

明日から日本は③連休ですね。皆さん、孤独を感じることなく、素敵なプライベート時間を!

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2007年11月17日 (土)

カイメンタムとのウェルカムランチ

昨日、アジアの会長Khaiがウェルカムランチに連れて行ってくれました。(いつまで続くのか、ウェルカムランチ) 1階に下り、彼がビルの裏口の方へ向かうので、「出られなくなりましたよ」。先週から出入りが制限され、「表から出るように」と案内看板が掛けられました。彼は先週出張でいなかったので、知らないのでしょう。しかし、「大丈夫だ。ついて来い」。そして、裏口に着くと、やはり…。扉が閉められ、看板が掛かっています。彼は「大丈夫だ。出られる」。そう言うと、電子錠に社員カードをかざしました。すると、電子音がして、扉が開きました。「えっ、なぜ!?」 僕のカードでは開かないのに…。

彼にその理由を訊こうとした時、開かれた扉のすぐ前に黒色のメルセデスが止まっているのが目に入りました。青いネルシャツとジーンズのカジュアルな服装の男性が横に立っているのも。「邪魔だな、このクルマ」。そう思った瞬間、その男性が後部扉を開き、Khaiはそのままスムースな動作で乗り込みました。運転手付きのクルマが待っていたのです。彼のポジションを考えれば当たり前ですが、その男性があまりにもカジュアルな服装だったので、僕の中の運転手さんイメージと合致しません。アジアの副社長David Mayoでさえ、バスやタクシーや奥さんに送ってもらったりして出社しているので、こちらでは運転手付きのクルマには誰も乗っていないのだと思い込んでいました。

「彼はサム。こちらはMATSUO」。一瞬、状況を理解しようと足が止まりました。24だったら、撃たれて死んでいたでしょう。常に八方に気を配っていないと、事件は突然襲ってきます。シンガポールに来て、あまりにも安全で平和だったので、どこかで「予期せぬことへ対応できる余白を持って生きる」という緊張感をなくしていました。これは危険です。平和ボケです。大袈裟かもしれませんが、この緊張感は仕事の上でも大切です。多くの失敗は、この緊張感の欠如から起きます。

サムが笑顔で僕のために反対側の扉を開けてくれました。「ありがとう。MATSUOです」。挨拶をして、ぎこちなく乗り込むと、キレイに磨かれたライトベージュの革張りの車内。新品のペットボトルの水がさり気なく扉のサイドボックスに入れてあります。かすかに、いい匂いがします。クルマは滑るように走り出し。「これから行くのは、シンガポールで一番のインド料理屋だ。…あそこにクレーンがたくさん見えるだろ。国家プロジェクトでカジノができるんだ。2009年だったかな。総予算は…」。バスガイドKhaiの案内を聴きながら、「シンガポールにいるのだ」ということを改めて実感。

Pan Pacific Hotelに着きました。16時間前に、初体験のバスで来た場所のすぐ隣りでした。同じ所に来たのに、道中は全くの別物でした。人生とはそういうものかもしれません。どこへ行くのかよりも、誰と行くのかが大事なのかな…。明らかに「高級です」と言っているレストランに入ると、Khaiに気づいた顔見知りらしきウェイターが笑顔で近づいて来ました。中は金持ちそうな客で賑わっています。席に案内されました。ここから僕らは食事も忘れて話し込みます…。

さて、ここからが今日の本題なのですが、ちょっと長くなったので、また明日以降に。ちなみに、「旬の著名人名×エロ系言葉」のタイトルが功を奏したようで、昨日のブログは新記録達成寸前の2番目のアクセス数になりました。今日もそういうタイトルにしようと思ったのですが、「会長のことを書くのに、エロはマズかろう…」と、自己規制をしました。なせなら、このブログは日本オフィスから頼まれた仕事の一環として書いているからです。しかし、現在進行中のいくつかの仕事に関しては守秘義務のために書けません。海外の仕事の様子を伝えたいのに伝えられないジレンマを抱えながら、単なる旅日記のようになっています…。そして、アクセス数を気にしています。TV局の人たちが視聴率優先の感覚から抜けられないことが何となく分かりました。ブログって、こんなのことでよいのでしょうか? 他の人のブログを知らないので、どなたか教えてくださいませんか?

皆さん、よい週末を。

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2007年11月 3日 (土)

くりぃむしちゅー

ブログ休止中に、アクセス数が急増。モチベーションちょっとUPのため、今日は書きます。

11月2日夜、東京。お笑い芸人“くりぃむしちゅー”(http://www.primecorp.co.jp/creamstew/)を起用した高橋酒造「しろ」の広告キャンペーン(http://www.hakutake.co.jp/)の一環で、ラジオCM録音をしました。超多忙な2人はテレビ番組の収録を終え、スタジオに駆け込んで来ました。こちらが準備した原稿は40秒CMと60秒CMだけの全12タイプ(ラジオCMは20秒が主流)。「秒数が長いし、タイプ数も多いので、どんなに早くても2時間はかかります」と事前に伝えてはありました。内心では、「3時間はかかる」と踏んでいました。

1タイプ目の1テイク目、秒数が大幅にオーバー。慌てて原稿を修正して2テイク目、今度は大幅にショート。「これは3時間以上はかかる…」と確信しました。何とか1タイプ目を録り終え、2タイプ目へ。またしても秒数が大幅にオーバー。長い間、生放送のラジオ番組を続けている2人ですから、尺(秒数)の調整は上手いはずだと期待していたのに…。こちらの原稿が悪いのか…。

数テイク目も失敗の後、有田さんが「ストップウォッチ、ありますか?」と。渡すと、「この部分まで何秒で言えばいいですか?」と。

次のテイク…。

パーフェクト!この時から、明らかに何かが変わりました。以後の10タイプはすべて1テイクでOK。しかも、最初にはあった「原稿を読まされている感じ」が無くなり、台詞が自分たちの言葉になっていました。感動。これぞ、芸人!結局、収録は約50分間で終了。最後の原稿も1テイク目でOKになると、ブースの中にいる2人には聴こえないのに、広告会社の僕ら、彼らのマネージャー、録音技師さん、効果音屋さんまでもが立場を超えて自然に拍手をしていました。そして、誰からともなく「アンコール!アンコール!」の大合唱が…。

奇跡と呼ぶのは2人に失礼だけれど、僕には奇跡の夜でした。

熊本から来てもらった母親役の声優さんが、偶然、上田さんのお兄さんの奥さんのお母さんだったり。こういう日があるから、広告の仕事はやめられない。今日、一緒に仕事をした全員に感謝。“くりぃむしちゅー”がこれからも多くの人たちを笑顔にしてくれるように、(陰ながら)彼らを応援していきたいと思います。

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